思い出さずに忘れたい









思ひ出すとは忘るるか 

思ひ出さずや忘れねば



昨日から、和歌週間?


上のは和歌ではなくて、

今様?

閑吟集ってやつに載ってる小唄です

(今調べたけど、間違ってたらごめんなさい)



昔、人に教えてもらって、


忘れ…忘れ


って言葉の断片だけが、

今日、頭の中に響いて


調べました。



先週起こったいいこと、

いいことだけど

早く忘れたい事でもあった。


そういう真逆な感覚って、あるんだなーと

自分でも不思議に思いました。


忘れたいなんて思ってると、

冒頭の唄の断片が浮かびました(笑)




意味は


思い出したというのは、

忘れてた証拠

忘れてないなら、

思い出したりしません。




…なるほどなぁ、忘れられない事は

そもそもずっと心の中にあるから

思い出すなんて事象は

起こらないって事なんだね。

(解釈違ってたら、すみません)



想像してた意味と随分違う。

けど、秀逸な唄だなと思いました。



閑吟集、

もうひとつ教えてもらった唄があって、


これは強烈に覚えてます。

これも綺麗で秀逸だなーと思う唄。


我が恋は水の上の蛍々

もの言わで笑止の蛍



昔の人の感性って

本当に凄いなぁ。



自分の私生活に湧き起こった

言い表せない感情を

こういう唄に重ね合わせてたんだろうな。









今日、病院受診できて、

熱も落ち着いてきました。

取り敢えず、一安心。

色々な事は、一旦忘れて

ぐっすりと休みます。