緑川ゆき先生のトーン





現在は、イラスト描くのに

トーンを使ってないけど、

昔は使ってました。


主に、影の部分や

色が濃い目と設定した

服や背景に。



自分が一番絵を描いてた頃


色々な柄のトーンが売られていて


特に少女漫画とか

画面をポップに魅せるために

様々なトーンが使われてました。




今は、少女漫画読まないから

どうなのかは分かりませんが。


現在なら、

パソコンでトーンの効果

処理できるのかな?

イラスト事情、何も知りません。



前置き長くなりましたが




トーン使いで

一番印象に残ってるのが


緑川ゆき先生の作品です。


この方が描いた


「蛍火の杜へ」

(漢字間違ってたらすみません)


という話の

トーン使いが




私にとっては秀一でした。




フワッとした空気感

登場人物の気持ちが溢れ出す様子

溶けるような柔らかい光






等々…

上手く説明出来ませんが



変わり種のトーンを使わず

オーソドックスなトーンを使用し


トーンのぼかしを

デザインカッターで削る手法ではなく


砂消しゴムで、消してぼかす事で

画面の中の雰囲気に、

独特の柔らかさを与えていました。






古い漫画の、トーンのぼかしは

砂消しゴムでというのは

普通にあったけど



時代が下るにつれ、

デザインカッターでぼかしてる人が

多くなった印象を持ってたため、



現代の作家である

緑川ゆき先生が、

砂消しゴムで

トーンのぼかしを多用されてるのが、

新鮮に感じました。


まさに温故知新。




この方の初期作品が皆、

独特の雰囲気があり


それはトーンの使い方が


影とか、色の表現だけじゃなく


見えない空気感や、

登場人物の心象風景までも

表しているように感じました。





自分の記憶だけで書いてるので

不確かな表現があるかも。

すみません。





とにかく、

トーンといえば

緑川ゆき先生。

トーンで

唯一無二の表現が出来るって

本当に凄いです。







で、自分はというと

いつまた

イラスト熱が冷めるか分からないので

トーンは買わずに

描こうと思います。