ご近所の犬






眠れなくて、

犬を飼われてた方のブログ

読んでたら







昔、ご近所さんが飼ってた犬を

思い出しました。






雑種で、

毛が少し長くて

色はベージュの

メス犬。





私が今の実家に小1で引っ越してきて

出会い、(この頃、既に成犬)

中3まで生きてた犬。



うちの実家は、ペット禁止だったので

ご近所のその犬と遊ぶのが

生き物と触れあえる貴重な機会でした。



習い事が無い日は、

学校から帰ると直ぐに、

彼女の元へ。


田舎の大きな家で

塀の無い庭で飼われていたので、

出入り自由で、

遊ばせてもらってました。






飼い主さんが世話をしているのを、

横で見たり

一緒に散歩に行ったり。

犬かき、とても上手で

近所の大きな川の真ん中まで泳いで、

Uターンして帰ってくるのが

散歩中のルーティンでした。







私は

近所の子供という

部外者ポジションなのに


彼女は、私に

物凄く、懐いてくれました。















彼女が亡くなる数日前

飼い主さんに

もう長くないかもと聞かされ


恐る恐る

様子を見に行きました。



私に気付いた瞬間、

伏せていた彼女が

しっぽをふって、

ヨロヨロとしながらも

立ち上がったのを見て

グッときました。


そばに行って、

お座りした彼女を

いつものように撫でていたら


しんどかったのか、

私にもたれかかってきました。


その時の重み。

物理的な重さなのだけど






これが命の重さなんだと

体感したような気持ちになりました。










私はこれから先も

ペットを飼う事は

無いだろうと思ってます。




けど

そんな私に

色々な経験を与えてくれた

彼女は、

今でも特別な存在です。






後にも先にも

自分にとって

犬といえば

彼女の事を思い浮かべるんだろうな。